Jamilaさんの事

深い場所も今は遠く、東の空から今日の太陽が昇り始めた時間に失礼致します。
カフカです。


私は八月の終わりから三叉路に入った超高校級のぺーぺーです。
ジャミさんとも二度、三度しかお会いした事がありません。

面接で三叉路を訪れた時、えもいわれぬ高揚を覚えたのもひと月足らず前。
なんだかとても奇妙な場所に足を踏み入れてしまった気がしています。

それってすんごく、堪んない。

私は確信していました。
この場所を作った人も、きっとすんごく堪んねえ人だって。

ジャミさん、お店にいる時間がかち合わないからと、私のいる早番の日に挨拶をしに来てくださいましたね。
それと、私がなんやかんやと日が暮れるまで三叉路にいて(だって居心地が良くて、帰るのは名残惜しいのですもの)ちょっとだけ一緒にお客様とお話したりなんかもしましたね。ほんとにちょっとだけだけど。
それで、ああ、この人は、素敵な人だなあって思いました。

入って間もなく聞かされたジャミさんの引退に戸惑わないと言えば嘘になります。
まだあまり知り合えていないなりに寂しい気持ちもあります。
でも私は三叉路に、ジャミさんに出逢っちゃう方の人生に進んじゃった、のです。
もう出逢ってしまった。
だからすごく嬉しくて、すごくありがとうを言いたいです。

私は愛という概念が好きです。
愛しか地球を救わないとすら思ってる。
それに、この浮世をせっせと歩き続ける中で何かと、誰かと関わる事って、途轍もない奇跡だと思いませんか?
類稀なる愛しき事象ではないですか!
だから、関わる全ての人の愛で満たされたこの場所が、大好き。

ジャミさんが愛した三叉路を、私が愛し始めちゃった三叉路を、どうかどうか皆様、これからもよろしくお願い申し上げます。

カフカ